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宮城県庁でレディー・ガガさんサイン入りティーカップ展示 震災の記憶伝える

ガガさん直筆のメッセージとキスマークが見える向きで展示する

ガガさん直筆のメッセージとキスマークが見える向きで展示する

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 宮城県行政庁舎1階みやぎカフェラウンジ内の観光インフォメーションコーナーで2月25日、米国の人気歌手レディー・ガガさんのサイン入りティーカップ展示が始まった。

カップの反対側に記されたレディー・ガガさんのサイン

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 同カップはガガさんが東日本大震災の被災者を支援する復興支援チャリティーの一環としてネットオークションに出品した物。震災後に検視作業やボランティアに尽力した大崎市の歯科医師、故・弓哲玖さんが2012(平成24)年5月に約600万円で落札した。同カップは2013(平成25)年2月、「震災の記憶を風化させないよう活用してほしい」と宮城県に寄贈された。

 東日本大震災に対する世界からの支援の象徴として、震災の記憶を後世に伝えていくための資料として東北歴史博物館(多賀城市)で所蔵してきた。同館などで計4回一般公開を行ってきたが、県は3月11日の「みやぎ鎮魂の日」を前に、「広く県民に見ていただけるように」と県庁舎への常設展示を決めた。県庁舎での展示は初めて。

 カップには、ガガさん直筆のサインと「日本の為に祈りを。」というメッセージが記され、キスマークが残されている。村井嘉浩県知事は「保管や展示に耐えられるような保存処理がなされている。非常に珍しいカップなので、一人でも多くの方に見ていただきたい」と話す。

 県庁2階回廊では現在、「第3回みやぎ災害伝承ポスターコンクール」作品展を3月7日まで開催している。3月3日~14日は、県庁1階ロビー東側壁面で東日本大震災からの復興状況をまとめたパネル展を開催する。

 村井知事は「震災から間もなく14年となるが、県としては引き続き、被災地の現在や震災の記憶・教訓を発信し、東日本大震災の記憶・教訓の伝承に努めていきたい」と話す。

 開庁時間は8時30分~17時15分。

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