パリオリンピックのスケートボード女子ストリートで銀メダルを獲得した仙台市出身、東北高1年の赤間凛音(りず)選手に8月9日、仙台市から「賛辞の楯(たて)」が贈られた。
賛辞の楯は、市に関係の深い個人または団体で、芸術・文化・スポーツ・その他の分野における優れた活動または業績により、広く市民に感銘を与え、市のイメージアップに大きく貢献した個人・団体を表彰するもの。これまで、楽天イーグルスの田中将大投手(2009年)、仙台市出身のプロフィギュアスケーター羽生結弦さん(2014年)など63組が表彰されている。
赤間選手はこの日、大会結果報告のため郡和子仙台市長と仙台市議会議長の橋本啓一さんを表敬訪問。郡市長から「果敢に技に挑み続け、華麗な技で世界中の人々を魅了したその勇姿は、仙台市民に大きな喜びと感動をもたらしてくれた。109万市民と共に栄誉をたたえ、今後さらに活躍されることを祈っている」と賛辞の楯が贈呈された。
赤間さんは「今回銀メダルを獲得できたのは、本当に皆さんの応援のおかげ。仙台・宮城にメダルを持って帰って来られて良かった。自分の名前が少しは残ると思うとうれしい」と話す。「4年後のロサンゼルスオリンピックで金メダルを取らないとな、と思った。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」と呼びかける。
市への要望を問われ、「宮城・仙台はスケボー環境が良いわけではないので、自分でも練習環境に困っているし、これからの世代の子や小さい子たちも困っているので、練習場所を作ってもらうなど、環境をもうちょっと良くしてもらえれば」と期待を寄せた。