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「仙台七夕まつり」開幕 アニメや五輪モチーフ、能登復興願う七夕飾りも

五輪をモチーフにした吹き流し

五輪をモチーフにした吹き流し

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 仙台の夏の風物詩「仙台七夕まつり」が8月6日、開幕した。

仙台ゆかりの作品「ハイキュー!!」のキャラクターをあしらった吹き流し

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 仙台藩祖・伊達政宗公の時代から続く伝統行事として受け継がれ、東北三大祭りの一つとして知られる仙台七夕まつり。昨年は3日間で226万9000人が来場した。

 仙台市の中心地や商店街では今年も、伝統的な7つ飾りや華やかな吹き流しが風にそよぎ、市民や観光客の目を楽しませている。伊達政宗公やこけしなど宮城にまつわる物、アニメ作品などのキャラクターをあしらった物、パリ五輪をモチーフにした物や能登半島地震の復興を願う物もある。

 仙台の老舗百貨店「藤崎」(青葉区一番町3)では、藤色と白を基調にした七夕飾りを藤崎社員が約3カ月かけて作成。東北大の留学生も協力した。同社プロモーション担当者は「風になびく吹き流しに星々が輝き、星空を見上げながら幸せな未来が訪れますようにとの願いを、藤崎の信念を表す藤色、純粋な思いを表す白の2色に乗せてデザインした」と話す。

 今年の仙台七夕まつりは5年ぶりに3日間とも平日開催になる。郡和子仙台市長は「市内の皆さまにはお昼休み、あるいは早めにお帰りになったその足でご覧いただきたい。観光客の方々も大勢来られていると思う。世界に誇れる豪華絢爛(けんらん)な七夕を楽しんでもらえたら」と話す。

 期間中、青葉山公園や仙台城跡、伊達政宗公の霊廟(れいびょう)「瑞鳳殿」など青葉山エリアではライトアップイベント「仙台七夕ナイトフェス-宵灯(あか)り-」を開催。ライトアップやプロジェクションマッピングをはじめ、パフォーマンス集団「白A」、奥州・仙台おもてなし集団「伊達武将隊」などによる演武や、県内マスコットキャラクターによるステージイベントなどを展開する。

 飾り付け時間は10時~22時(8日は20時まで)。今月8日まで。

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