仙台市が7月16日、暑さによる健康被害を防止するため区役所や図書館など市内77カ所の公共施設を「せんだいクーリングシェルター」に指定した。
「せんだいクーリングシェルター」は対象施設に張り出すポスターが目印
クーリングシェルターは、熱中症特別警戒アラートが発表された際に利用できる、冷房機器を備えた施設。市では期間中、アラートが発表されていなくても暑さをしのげる施設を「せんだいクーリングシェルター」に指定し一般開放する。
主な指定施設は、「ガス局ショールーム ガスサロン」「戦災復興記念館」「仙台国際センター」「仙台市博物館」「せんだいメディアテーク」(以上、青葉区)、「榴岡図書館」「宮城野区文化センター」(以上、宮城野区)、「せんだい3.11メモリアル交流館」「若林区役所」(以上、若林区)、「縄文の森広場」「太白区文化センター」「長町駅前プラザ」(以上、太白区)、「泉図書館」「仙台銀行ホールイズミティ21」「七北田公園 都市緑化ホール」(以上、泉区)など。77カ所での受け入れ可能見込み人数は計2096人。
郡和子市長は「酷暑の中で市民の皆さま方が体調を崩すことのないように、市民の皆さま方の健康を守るために取り組む」と話し、市では今後民間事業者にも協力を呼びかけ対象施設を順次拡大する方針という。「熱中症対策は暑さを避けて涼しいところで過ごし、水分や塩分をこまめに取ることが基本。市民の皆さまにはせんだいクーリングシェルターの活用も含め、自身でも暑さから身を守る行動を取っていただくようお願いしたい」と呼びかける。
利用できるのは原則として各施設営業日の営業時間内。開設期間は10月31日まで。