アサヒビール(東京都墨田区)は1月27日、ニッカウヰスキー(港区)が製造する20年貯蔵ウイスキー「シングルモルト宮城峡1988」を1,500本限定で発売した。
同商品は、ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所(仙台市青葉区ニッカ)で1988年に蒸溜・たる詰めし、同蒸溜所内で貯蔵された4タイプの長期熟成モルトを混和したもの。宮城峡モルトの特性を生かすためにアルコール度数をたる出しよりもやや低めの50%に設定し、「華やかでフルーティーな香りと、深い味わいを実現した」(同社)という。色は「澄み切った琥珀(こはく)色」で、「穏やかなたる熟成由来のコクと、ほのかにビターな味わいが調和している」(同社)のが特徴。
同社では、北海道・余市蒸溜所でのビンテージウイスキーを2005年から毎年販売。ウイスキーファンから好評を得、「宮城峡のビンテージも発売してほしいという要望が多かった」ことから、同商品を初めて発売した。
同社広報担当者は「時間をかけてゆっくりと育つという、ウイスキーならではの楽しみを提案したい。また、宮城峡蒸溜所ならではの華やかで柔らかなモルトウイスキーの魅力を味わってほしい」と話す。「今年成人を迎えた方や20周年の記念を迎えた方、1988年に縁をお持ちの方にもぜひ楽しんでいただければ」とも。
700ミリリットル入り。オープンプライスで、参考価格は21,000円。全国の酒販店やデパートのほか、アサヒビールグループのオンラインショップで取り扱う。