宮城県内の栄養教諭が考案した献立を日替わりで提供する「伊達(だて)な学校給食フェア」が1月22日から、宮城県庁(仙台市青葉区本町3)2階の食堂「カフェテリアけやき」で開催される。
各地域の地場産物を活用した特色ある学校給食を通して、宮城県の食材や学校給食について県民に理解を深めてもらおうと、1月24日~30日の「全国学校給食週間」に合わせて2013(平成25)年度から行っている企画。栄養教諭が初任者研修、5年経験者研修、中堅栄養教諭研修の課題として作った献立を日替わりで提供する。
今回は5日間全て、米飯主食の献立を用意する。県教育庁保健体育安全課学校保健給食班の職員は「コメは宮城県産の『ひとめぼれ』を使っており、どの献立も宮城の海の幸、山の幸を多く取り入れ、ご飯に合うようおかずや汁物の味付けも工夫している」と話す。
献立は、22日=元気やまもと豚丼、小松菜のごまあえ、キクラゲ入り豆腐スープ(山元中)、23日=栄養強化ご飯、笹かまの磯辺焼き、こくず、花麩(ふ)のみそ汁、納豆(亘理小・亘理町学校給食センター)、24日=ご飯、県産カツオとパプリカの甘酢あえ、小松菜のからしあえ、県産トマトと卵のスープ、手作りずんだプリン(船岡支援学校)、25日=ご飯、とふっ子チーズタッカルビ、宮城野菜のナムル、ワカメたっぷりスープ(利府二小・みんなのお昼ポテト館)、26日=ホヤご飯、鶏肉と里芋の県産米粉みそグラタン、小松菜のしらすあえ、油麩のみそ汁(気仙沼高)。全てに牛乳が付き、おかずや汁物は実際に給食で使っている食器に盛り付けて提供する(豚丼を除く)。
同職員は「現在の学校給食を味わいながら、給食を懐かしんだり、新たな発見をしたりと楽しんでほしい。食育の一環として、子どもたちが地域の伝統的な食文化を学ぶことができるよう、さまざまな工夫を凝らして作られていることにも関心を持ってもらえたら」と話す。
価格は1食600円。11時と12時から、それぞれ40食限定で提供する。今月26日まで。