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来年3月から一時休業の仙台フォーラスでアーカイブ展 39年の歴史振り返る

3階特設会場で開催中の「仙台フォーラス」アーカイブ展

3階特設会場で開催中の「仙台フォーラス」アーカイブ展

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 来年3月1日から一時休業に入る「仙台フォーラス」(仙台市青葉区一番町3)で現在、39年にわたる同館の歴史を振り返るアーカイブ展が開かれている。

2004年からこれまでのフロアガイドを並べる展示

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 1975(昭和50)年5月に総合スーパー「ジャスコ仙台店」として開業した同施設。1984(昭和59)年にファッションビル「仙台フォーラス」に業態転換し、今年11月1日で39周年を迎えた。

 建物・設備の老朽化が進んでいることに加え、東日本大震災や2021年、2022年と2年連続で発生した福島県沖地震により、設備の故障・停止や建物損傷が発生。修繕や耐震補強の工事は終了しているが、今後の長期的な安全性確保のため一時休業し、建物・設備調査を行うことを運営会社OPA(千葉市)が8月に発表した。再開時期については調査結果を踏まえて決定するという。

 アーカイブ展は、一時休業を前に感謝の気持ちを伝えたいと展開するカウンダウンイベントの第1弾。仙台フォーラスの歴史をたどる年表や、2004(平成16)年からこれまでのフロアガイドを展示する。フロアガイドはショーケースに表紙が見える形で並べているが、OPA営業企画課の鈴木聖子さんによると、客だけでなく従業員からも中面が見たいとの声が多いという。「紙に印刷して紹介するほか、QRコードを読み込んでスマートフォンで見てもらえるような展示も今後考えている」と鈴木さん。

 このほか、ぶらんど~む一番町商店街を会場に2008(平成20)年~2016(平成28)年に開催したファッションショー「仙台コレクション」のパンフレット、8階特設会場で開いてきたアニメ関連展示会のパンフレット、バーゲンの入場制限やタイムセールのプラカード、スタッフ用のTシャツやメガホン、買い物袋を展示。近隣商店街やアーケードの移り変わりを紹介するパネルも設置する。

 「休業に入る前に足を運んでもらい、フォーラスってこうだったなと懐かしんでもらえたら」と鈴木さん。思い出のアルバムやメッセージを記入するブースも用意する予定という。さらに現在、「仙台フォーラスとの思い出写真」も募集している。専用フォームから投稿された写真は、館内や広瀬通側の大型ビジョンに掲出する予定。

 営業時間は10時~20時。アーカイブ展は来年2月29日まで。

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