仙台の老舗百貨店「藤崎」(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)が3月30日、本館地下1階「グルメワールド」内の総菜売り場をリニューアルした。
藤崎広報担当者によると、「コロナ禍で買って食べる機会が増えていること、上質な食材を楽しみ、より健康的に過ごしたいというニーズの高まりがあること」を受け、総菜売り場のうち約200平方メートルの区画をリニューアル。和洋中の総菜、管理栄養士考案のサラダや弁当、宮城食材を使ったおにぎりなどを販売する「キッチンプラス」、「イタリアの食・伝統の技術と製法をより身近に」をコンセプトにしたベーカリー「PECK(ペック)」、白石市の養鶏場が運営し卵を使ったサンドイッチや総菜を販売するデリ「竹鶏ファーム」が新しくオープンした。
リニューアルに合わせて、JR東日本グループが展開する荷物輸送サービス「はこビュン」で運んだ「超速おとりよせグルメ」の販売も始めた。藤崎、ジェイアール東日本物流、JR東日本東北本部が連携し、首都圏の人気弁当やデパ地下グルメを毎週土曜に東北新幹線で運び、キッチンプラスで販売する。ラインアップは、「なだ万厨房(ちゅうぼう)」や「叙々苑」の弁当、「まい泉」や「喜福堂」のパンなど。9月末までを予定する。
同担当者は「栄養管理士監修の弁当や新幹線が運ぶお取り寄せ弁当など、食の新しさを提案していきたい」と話す。
営業時間は10時~19時(金曜・土曜は19時30分まで)。