JR仙台駅1階の商業施設「tekute(てくて)せんだい」が3月28日、増床オープンする。
tekuteせんだいの増床スペースにオープンする「フレッシュネスバーガー」のイメージ
駅舎内を通り抜ける通路を整備して駅の利便性・回遊性の向上を図ることを目的に、これまで駅のバックヤードとして使っていた施設北側部分の500平方メートルを商業エリアとして開発した。増床後の施設面積は2300平方メートル。JR東日本東北総合サービス事業開発部スタッフは「仙台駅1階の通路が延びることで北側エリアへの回遊性が高まり、増床部分には日常利用ができる店舗が開業するので、仙台駅をより身近に感じて利用してもらえるのでは」と期待を寄せる。
出店は次の6店。創業65年の青果仲卸直営店が手がけるカフェ「3007cafe(サンゼンナナカフェ)」、宮城県産ひとめぼれを使った米粉パン専門店「モナモナ」、ハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」、注文を受けてから握るおにぎり専門店「おにぎりのありんこ」、自社焙煎(ばいせん)のスペシャルティコーヒーや県産小麦を使ったスコーンなどを提供するカフェ「ホノカコーヒー」、1920(大正9)年創業の老舗茶葉店「お茶の井ヶ田」がプロデュースするずんだ専門店「喜久水庵 ずんだスタンド」。
同スタッフは「仙台駅は土産店が立ち並んでいるイメージがあるかもしれないが、実際には地元のお客さまも気軽に利用できる場所を増やしている。2023年度内にはさらに駅舎北側の1000平方メートルに商業施設を新設する予定」と話す。