仙台・勾当台公園に期間限定スケートリンク-利用者1号は87歳男性

イルミネーションとライトに照らされた夜の屋外リンクでスケートを楽しむ市民ら

イルミネーションとライトに照らされた夜の屋外リンクでスケートを楽しむ市民ら

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 「SENDAI光のページェント」が開幕した12月12日、仙台市青葉区の勾当台公園・市民広場に屋外アイススケートリンク「Sendai Winter Park」が期間限定でオープンした。

60年ぶりのスケートに笑顔で挑戦する吉原さん

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 仙台市泉区の「アイスリンク仙台」を運営する加藤商会(東京都豊島区)が運営協力を行う。アイスリンク仙台支配人の新井照生さんは「スケートはインドアスポーツのイメージが強いが、もともとは天然の氷の上を滑るアウトドアスポーツ。若い方やお子さんにとって屋外のスケートリンクは初めてだと思うのでぜひ体験してもらい、自然の風や太陽の光、ページェントの夜景など、屋外ならではの自然や景色も楽しんでもらえれば」と話す。

 リンクの大きさは全長25メートル、幅17,5メートル、氷の厚さは10センチ。約200人まで滑走可能。同実行委員会では開催期間中の2週間で4,000~5,000人の来場者を見込む。

 同日、小雨の降る中オープンした同リンクの利用者第1号は仙台市在住の87歳の男性、吉原健さん。かつてフィギュアスケートの指導を行っていたこともあるという吉原さんは「日本のフィギュアスケート発祥地の五色沼(仙台市青葉区)でも昔はよく滑っていたが、今日滑るのが60年ぶり」と話し、懐かしそうに氷の感触を確かめている様子だった。夜になると家族連れや友人同士、カップルなどでにぎわい、ページェント目当てで訪れた大勢の市民や観光客がリンクの周りを取り囲んで珍しそうに見物していた。

 滑走料金は無料、貸し靴料金は500円。営業時間は12時~20時(金曜・土曜・祝前日は21時まで)で、イベント開催時は滑走不可。今月25日まで。期間中は小学生対象のスケート教室(募集締め切り)を開くほか、同23日には宮城県出身の荒川静香さんが来場予定。

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