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カメイ美術館で東郷青児展 最初期から晩年まで13点、二科ゆかりの作家作品も

東郷が19歳で描いた「パラソルさせる女」(左)、代表作の「望郷」(右)など

東郷が19歳で描いた「パラソルさせる女」(左)、代表作の「望郷」(右)など

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 「東郷青児と二科ゆかりの作家展」が現在、カメイ美術館(仙台市青葉区五橋1、TEL 022-264-6543)で開かれている。

「青児美人」とうたわれた女性像

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 1897(明治30)年、鹿児島県生まれの洋画家・東郷青児は、東京を拠点に二科展を主な作品発表の場とし、二科会の発展にも尽力した。描く女性像は「青児美人」とうたわれ、根強い人気がある。

 同展では、「パラソルさせる女」「婦人像」「望郷」「花炎」「蝶(ちょう)」「日蝕(にっしょく)」など、SOMPO美術館(東京都新宿区)が収蔵する最初期から晩年までの13点を展示。そのほか、カメイ美術館が収蔵するコレクションの中から、二科会にゆかりのある作品17点を展示する。安井曾太郎「京都郊外(柿)」、小出楢重「佛蘭西(ふらんす)人形図」、梅原龍三郎「薔薇(ばら)」、菅野廉「蔵王 ロバの耳」など。

 同館担当学芸員は「19歳で描いたセンセーショナルな作品から晩年までの作品まで、東郷青児の女性像を仙台で見られる機会はなかなかない。この機会に来場してもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は11時~16時(入館は30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は開館)。入館料は500円(65歳以上、高校生以下無料)。10月2日まで。

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