仙台管区気象台が4月8日、仙台の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。
1953(昭和28)年からソメイヨシノの開花観測を行っている同気象台。今年の開花は平年並みだが、観測史上最も早い開花となった昨年よりは11日遅い観測となる。
ヨシノザクラを中心にシダレザクラなど約200本の桜が楽しめる仙台市青葉区の西公園では3年ぶりに花見イベント「西公園櫻岡(さくらがおか)花見」を開催。12の屋台が出店し、テーブル、椅子を設け、夜間にはライトアップ(日没~21時)を行う。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、以前あったテントに座布団や暖房を備えた桟敷席は設けず、アルコールの提供は20時までとする。開催は4月下旬ころまでの予定。
サトザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなど、早咲きの桜から遅咲きの桜まで48種類、約750本の桜を誇る太白区の三神峯公園では現在、「さくら祭り」を開催している。期間中、飲食販売ブース(10時~17時)を開設する。感染拡大防止の観点から酒類の販売は行わない。今月23日まで。
ソメイヨシノ、シダレザクラ、エドヒガン、ベニシダレなど19種類、約350本の桜が楽しめる宮城野区の榴岡公園では、感染拡大防止の観点から今年の「桜まつり」を中止する。
このほか、県内の桜の名所では大河原町の「おおがわら桜まつり」、柴田町の「しばた桜まつり」も中止を決めている。