アウトドアブランドショップ「MAMMUT(マムート) 仙台」(仙台市一番町3、TEL 022-796-4533)が11月6日、東二番町通沿いの電力ビル1階に移転オープンした。
ゴアテックス素材の防水性と透湿性を体験できる「レインタワー」
1862年にロープメーカーとしてスイスで創業し、来年160周年を迎えるアウトドアブランド「マムート」。日本ではマムート・スポーツ・グループ・ジャパン(東京都渋谷区)が販売を手掛け、11の直営店を展開する。
仙台では2010(平成22)年12月、青葉区の複合商業ビル「一番町ステア」に東北初出店。今年10月28日で営業終了し、国内初の新コンセプトストアとして今回移転オープンした。店舗面積は約160平方メートルで、旧店舗より約30平方メートル増床となる。
店内には本格的な登山やクライミングをはじめとする各アウトドアアクティビティーのアパレル、シューズ、バックパック、ギアをはじめ、アーバンウエアやタウンユースバッグまで、幅広いコレクションをそろえる。中心価格帯は、グローブ=1万円~3万円、バックパック=1万5,000円~3万円、シューズ=2万円~5万円、アウター=3万円~6万円。
新コンセプトとして掲げるのは「体験」「情報発信」「オムニストア」の3つ。体験は、マムート製品に多く用いられている「GORE-TEX(ゴアテックス)」素材の防水性と透湿性をグローブで体験できるマシン「レインタワー」や、シューズの歩き心地を店内で体感できる「マウンテンスロープ」を用意。マムートの歴史を紹介したヒストリーウオールも設置する。
情報発信では、「ストアに来店されたお客さまがアウトドアに関する新たな情報と出合える場となるように」(同店担当者)と、大型モニターで仙台近郊や東北エリアで楽しめるアウトドアアクティビティーに関する情報を流す。現在は第1弾として、登山系ユーチューバーの麻莉亜(まりあ)さんとタッグを組み、栗駒山の魅力を紹介している。
オムニストアとしては、店内にウェブカウンターを設置。店舗の在庫以外からも商品を探したり、商品の特徴を確認したりできる。
「自然と街が隣接するロケーションの特性から、仙台が東北のアウトドアカルチャーの中心都市になっていると考え、全国で初めてとなる新コンセプトを体現したストアオープンの地に選んだ」と担当者。「当店での体験を経てアウトドアアクティビティーに興味を持ってもらい、その楽しみをどんどん感じてもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は11時~20時。