仙台市青葉区の「カフェ らんず」(仙台市青葉区錦町1、TEL 022-264-1463)で11月2日、マトリョミンライブ「マロコロ秋の味覚ツアー」が開催される。
「マトリョミン」は、ロシアで発明された世界最古の電子楽器「テルミン」の機能を、ロシアの民芸品「マトリョーシカ」に収めたマンダリンエレクトロン(静岡県浜松市)製の人形型電子楽器。テルミンが生み出す独特の音色と見た目のかわいらしさに加え、オリジナルでオーダーできることでも話題となり、女性を中心に静かな人気を集めている。
ライブを行うのはよっち(マトリョミン)、よしまる(マトリョミン)、せとろんぐ(ベース)、すずけん(ギター)の4人から成るマトリョミンバンドの「マロンコロン」。もともと「サンマロンズ」というマトリョミン演奏グループに所属していたよっちさんとよしまるさんが好きな音楽の話題などから意気投合し、新たな活動の場を求めて今年4月に結成。「ゆったりと、まったりと」をモットーに、70~80年代の昭和歌謡を中心に演奏する。
今回のライブツアーは東京・秋葉原と仙台の2会場での開催。東京を拠点に活動する同バンドが仙台での開催を決めた理由について、よっちさんは「『定禅寺ストリートジャズフェスティバル』で仙台を訪れた際、仙台の方は珍しいものや新しい音楽に対して、寛大に受け入れてくれそうな方が多いと感じた」と話す。
ライブでは「恋のバカンス」「上を向いて歩こう」「オリビアを聴きながら」など12曲前後を演奏予定。「不思議な音色と懐かしい音楽で素敵なひとときを過ごしてもらいたい。マトリョミンに触って弾いてもらえるコーナーも用意するので、マトリョミンを見たこと、聴いたことのない方にも楽しんでいただければ」と、よっちさん。
同店では過去にジャズバンドのライブはあったが、マトリョミンのライブは初だという。同店の担当者は、「マトリョミン自体を見たことも、音色を聞いたこともないので、どんなライブになるのか楽しみ」と興味津々の様子。
開場17時30分、開演18時。入場料は2,000円(1ドリンク制)。