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クリスロードに「お茶の井ヶ田」本店移転 イートイン拡充などで客層開拓へ

移転オープンした「お茶の井ヶ田」仙台中央本店の店内

移転オープンした「お茶の井ヶ田」仙台中央本店の店内

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 今年で創業101周年の老舗茶葉店「お茶の井ヶ田」(仙台市青葉区)が6月1日、クリスロード商店街に仙台中央本店(青葉区中央2、TEL 022-261-1351)を移転オープンした。

イートインスペースのカウンター席

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 日本茶と和洋菓子の製造・卸・販売を手掛ける「お茶の井ヶ田」。1920(大正9)年に創業し、1928(昭和3)年にサンモール一番町商店街へ移転。仙台大空襲によって焼失したが、1947(昭和22)年に再建した。

 築70年以上が経過し老朽化が進んだ一番町本店を5月31日に閉店し、移転オープンした。移転場所は、1階であることやアーケードに面していることなど、1935(昭和10)年から続く伝統の初売りができる環境を考慮したという。

 店舗面積は、移転前の1.3倍となる70坪。新型コロナウイルスの影響下でのオープンになることから、空調換気システムの完備、店内入り口への検温・アルコール除菌器具の設置、飲食テーブル全席への飛まつ防止アクリルパネルの設置、二酸化炭素濃度測定機の設置など感染防止対策を施した。

 店内には、煎茶、ほうじ茶、玄米茶、玉露、抹茶など100種類以上の茶葉をはじめ、仙台土産としても人気の生クリーム大福「喜久福」、もちもちの皮であんを包んだ「千日餅」、宇治の高級抹茶や上質な小豆を使ったどら焼き「どら茶ん」などの菓子、急須や湯飲み茶わんなどを所狭しと並べる。加工品や調味料など東北の特産品を中心に、同社が運営する「秋保ヴィレッジアグリエの森」の取扱商品も販売する。

 32席のイートインスペースも用意し、移転に合わせて拡充した甘味・飲食メニューを提供。お茶以外の商品も多く取りそろえることで間口を広げ、お茶に興味がない人やこれまで利用のなかった若い世代など、新たな客層の開拓を目指す。

 イートインメニューは、注文時に抹茶の量を5段階から選べる抹茶ソフトクリーム(テークアウト=300円~、店内飲食=306円~)をはじめ、「喜久福」を使った「喜久福3兄弟」(同=270円、同=275円)や「喜久福ソフト」(同=378円、同=385円)、抹茶ソフトクリームに「喜久福」や「どら茶ん」などをトッピングした店内飲食限定の「急須パフェ」(550円)、抹茶やほうじ茶を使ったドリンクを提供する。「井ヶ田抹茶レモンサワー」(同=540円、同=550円)、「井ヶ田抹茶ビール」(同=660円、同=648円)などのアルコールメニューや、井ヶ田抹茶ビールにつまみ3種と缶詰めを付けた「アグリエの森セット」(1,100円、店内飲食限定)もある。

 初日はオープニングセレモニーが開かれ、井ヶ田健一社長が「一番町本店は地元の多くのお客さまから長年ご支持をいただき、私も大変残念な思い。本日からはこちらで、これまで利用いただいていたお客さまはもちろん、コロナ後を見据えて、県外や海外からたくさんのお客さまが来ていただける店舗になるよう頑張っていきたい」とあいさつ。「仙台初売りもこちらの店舗で変わらず継続していくので、初売りもよろしくお願いしたい」とも。

 「昨年で創業100周年を迎え、新たな100年のスタートを切った。このような時に創業店舗の一番町本店を移転して、こちらで事業を持続していくことに、さまざまなご縁と意味合いを感じている。変えるべきことと継続していくべきことを認識して、進化し続けられる企業・店舗を目指していきたい」と意気込んだ。

 営業時間は10時~19時30分。

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