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仙台市役所食堂で「学校給食フェア」 給食の「今の姿」と食育の取り組み紹介

「教科書や絵本に登場する献立」をテーマにした昨年のメニュー。3年教科書「ゆうすげ村の小さな旅館」を再現した吉成学校給食センターの献立

「教科書や絵本に登場する献立」をテーマにした昨年のメニュー。3年教科書「ゆうすげ村の小さな旅館」を再現した吉成学校給食センターの献立

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 仙台市内の学校給食メニューを日替わりで提供する「学校給食フェア」が1月18日から、仙台市役所(仙台市青葉区国分町3)本庁舎地下1階の食堂で行われる。

学校給食の歴史や食育の取り組みについての展示

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 幼稚園・小学校・中学校・中等教育学校(前期課程)・特別支援学校・定時制高校の187校で単独調理校方式、共同調理場方式および親子方式による完全給食を実施している仙台市。市教育委員会では2013(平成25)年度から、市民に食育と学校給食への関心を高め理解を深めてもらおうと1月24日~30日の「全国学校給食週間」に合わせて学校給食フェアを行っている。

 毎年人気の企画で、子どもの頃に食べた給食を懐かしむ人、孫と同じ給食を食べてみたいという人、春から小学校へ入学する子どもの保護者などが訪れるという。「皆さま一様に笑顔で給食を召し上がっていただいており、連日完売する」と健康教育課給食運営係担当者。

 今回は「毎月19日の『食育の日』に提供された献立」をテーマに、市内の学校で提供している献立を日替わりで用意する。18日=ご飯、ガパオライスの具、目玉焼き、海鮮フォー、オレンジ(旭丘小「世界の料理を味わう・タイ料理」)、19日=ご飯、サンマの昆布煮、豚肉と仙台曲りネギの炒め物、わかめ汁、ミカン(六郷小「旬の食材と地場産物を使った献立」)、20日=ご飯、タラのキノコあんかけ、白菜の甘酢あえ、油麩(ふ)入りせり鍋汁、リンゴ(古城小「旬の食材と地場産物を使った献立」)、21日=ご飯、鶏手羽元のフィリピン風煮、パンシット・ソータンフォン、卵スープ、パイナップル(鶴巻小「世界の料理を味わう・フィリピン料理」)、22日=麦ご飯、すき焼き風煮、雪菜のごまあえ、サツマイモと大豆の揚げ煮、ミカン(馬場小「旬の食材と地場産物を使った献立」)。

 学校給食の雰囲気を感じられるようにと、おかずや汁物は実際に使っている食器や容器で提供。「『自分もこの食器で食べていたな』『今はこのような食器に変わっているのか』と楽しみながら召し上がっていただければ」と同担当者。牛乳は付かないが、おかずの量は給食よりも多めにしている。

 期間中は、本庁舎1階のギャラリーホールで学校給食の歴史や学校における食育の取り組みについての展示も行う。「学校給食は、食に関する知識や望ましい食習慣、地産地消や伝統的な食文化について理解を深めることができるようさまざまな工夫を凝らしている。『食べて』『見て』多くの方が食べていた学校給食の今の姿をたくさんの方々に知っていただきたい」と話す。

 価格は580円(1日限定40食)。提供時間は11時~(なくなり次第終了)。今月22日まで。

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