キリンビール仙台工場は7月21日、工場見学「見て、ふれて、味わって キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」を再開する。
今年1月のリニューアルで加わった新コンテンツ「発酵しずく体験」
1923(大正12)年に現在の宮城野区小田原で操業を始めた同工場。1983(昭和58)年に同所へ移転し、今年で97周年を迎えた。
工場見学は1968(昭和43)年から行っている。「キリン一番搾り生ビール」の素材から仕込み、麦汁試飲、発酵・貯蔵、パッケージングまでの工程を、体験型コンテンツを取り入れて紹介する。観光客や家族旅行、校外学習や社員旅行など、県内外から年間10万人が参加している。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から3月1日から工場見学を中止。今回、来場者と従業員の健康と安全の確保する感染症対策を施し、内容を一部変更して再開した。
当面の間は事前予約制で、宮城県内在住者に限定する。所要時間は60分(テイスティング含む)とし、 一部コンテンツを休止、短縮する。来場者の密を避けるため、1回のツアー人数を10人までに制限。ツアー間隔を30分以上空け、ツアー本数を制限し、1日4回(10時、11時、13時、15時)とする。
人気のテイスティングは、感染予防のため10分間に短縮。工場直送「キリン一番搾り生ビール」たる生またはソフトドリンク1杯の試飲とし、「キリン一番搾り生ビール」350ミリリットル缶またはソフトドリンク1本を土産として渡す。
「約5カ月ぶりに工場見学を再開し、お客さまをお迎えできることになり大変うれしい」と同施設広報担当の山田祥子さん。「感染防止対策を十分に取って工場見学を行っていく」とし、来場を呼び掛ける。
従業員のマスク着用、場内各所への消毒液設置、ツアーごとの展示物消毒、従業員の検温・健康管理を徹底。来場者には、受付時の検温、工場敷地内でのマスク着用、消毒液での手指消毒、ソーシャルディスタンス確保を求める。
月曜休館(祝日の場合は翌平日)。参加無料。電話での申し込みが必要。先着順で定員になり次第締め切る。