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来年春のNHK朝ドラ、気仙沼と登米が舞台に 清原果耶さん主演「おかえりモネ」

ヒロインの永浦百音を演じることが決まった清原果耶さん(写真提供=NHK)

ヒロインの永浦百音を演じることが決まった清原果耶さん(写真提供=NHK)

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 2021年春からNHKで放送予定の連続テレビ小説の舞台が宮城県に決まった。NHKが5月27日、発表した。

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 第104作となる連続テレビ小説(通称朝ドラ)のタイトルは「おかえりモネ」。朝ドラで宮城が主な舞台となるのは、第11作「繭子ひとり」(1971年~72年)、第36作「はね駒(こんま)」(1986年)、第70作「天花」(2004年)に続き4回目。

 気仙沼の島で生まれ育ったヒロイン・永浦百音(ももね、愛称モネ)は大学受験に失敗し、単身登米に移り住む。そこで「未来を予測できる」天気予報の世界に感銘を受け、一念発起。気象予報士の資格を取得して上京し、民間の気象会社に勤め、失敗と成功を繰り返しながら成長していく。2019年、大型台風が全国の町を直撃するのを目の当たりにした百音は、これまでに得た知識と技術を生かしてふるさとの役に立ちたいと決意する…というストーリー。

 脚本は、「サギデカ」(NHK)、「G線上のあなたと私」(TBS)、「きのう何食べた?」(テレビ東京)などを手掛けた安達奈緒子さんのオリジナル。永浦百音役は、同じく安達さん脚本による「透明なゆりかご」で2018(平成30)年にドラマ初出演を果たした清原果耶さんが演じる。主な出演作は「なつぞら」(以上NHK)、「俺の話は長い」(日本テレビ)、映画「3月のライオン」「ちはやふる -結び-」など。

 安達さんは「作者のことば」として、「舞台となる土地は、やさしさだけではどうすることもできない痛みを抱えていて、訪問者であるわたしがそれを真に理解することはできません。他者の痛みは肉親でも友人でも恋人同士でも共有することはできない。そんな現実をつきつけられたとき、『わからないから怖い』という言葉を聞きました」とし、「わからないことは怖い、けれど『あなたをわかりたい』と思い、努力し続けてさえいれば、わたしたちは笑顔を交わし共に生きていけるのではないか。若い主人公と、その存在に芯の強さとしなやかさを感じる清原果耶さんに願いを託します」とつづる。

 清原さんは「気象予報士のお仕事を通して助けられる誰かを、大切な人を笑顔にしたい。そしてドラマを観て下さる皆様それぞれに芽生える朝が来ますよう今一度、作品創りの尊さとしっかり向き合いながらスタッフ・キャストの皆々様と誠心誠意お届けして参ります」(以上、原文ママ)とコメントを寄せた。

 クランクインは今年秋ごろを予定する。

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