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立春の仙台、農業園芸センターの梅園にも春の知らせ イルミイベントも

梅園の都錦(2月2日撮影、せんだい農業園芸センター提供)

梅園の都錦(2月2日撮影、せんだい農業園芸センター提供)

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 立春の2月4日、「せんだい農業園芸センター みどりの杜(もり)」(仙台市若林区荒井字切新田)では梅が春の訪れを告げていた。

梅園の佐橋紅

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 同センターでは「臥龍(がりゅう)梅」「蘇芳(すおう)梅」「寒紅梅」「滄溟(そうめい)の月」など、約60種類150本を梅園で栽培。毎年3月下旬に見頃を迎え、4月上旬にかけて市民の目を楽しませている。中でも「臥龍梅」は、仙台藩主伊達政宗公が1593年征韓の役に出陣した際に、朝鮮から持ち帰り若林城(現在の宮城刑務所)に移植したと伝わる梅の木の2世で、特に親しまれている。

 今季初めて梅の開花が確認できたのは1月13日。品種の表示のない梅に白い花が一輪咲いているのを職員が巡回中に発見した。年明けから例年より暖かい日が続き開花が進み、現在では紅色の梅「佐橋紅(さばしこう)」が2輪、白色の梅「都錦(みやこにしき)」も1輪ほど開花しているという。

 広報担当者は「小さな梅の花を見つけて季節の移り変わりや一足早い春を感じていただきたい。青空を背景にした梅の花の写真を撮りにお越しいただければ」と呼び掛ける。開花状況に合わせて、3月下旬には定例イベント「梅を観(み)る会」を開く予定。

 梅園の開園時間は9時~16時。月曜定休(祝日の場合は翌日)。入場無料。

 同センターでは現在、金曜・土曜・日曜・祝日限定のイルミネーションイベント「みどりの杜ファンタジーナイト2020」を開いている。「親子で楽しめるイルミネーション」をコンセプトに、約2500平方メートルの「ふれあい交流広場」を中心に園内を約10万球のLED電球でライトアップする。

 最大全長10メートル級の迫力ある恐竜7体のイルミネーションをはじめ、プリンセスになり切って写真撮影ができる「ジュエルプリンセス」や、プロジェクションマッピングを使った体感型アトラクション「アソビーツ」、宝探しゲームなど親子向けのコンテンツも用意する。

 イベントは金曜・土曜・日曜・祝日限定。開催時間は16時30分~20時30分(最終入場は20時)。入場料は、大人=600円(高校生以上)、小人(3歳以上)=400円、2歳以下無料。2月16日まで。

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