秋恒例のビールイベント「仙台オクトーバーフェスト」が9月12日、仙台市青葉区の錦町公園(仙台市青葉区本町2)で始まった。
「杜(もり)の都仙台のビール祭り」として2006(平成18)年にスタートし、今年で14回目を迎える。本場ドイツと同じく秋に開催し、同時解禁のオクトーバーフェスト公式ブランドビールをはじめとするドイツビールと東北各地のクラフトビールと料理を提供。回を重ね、「地産地消」「地域活性化」「国際理解」をテーマに「東北・仙台の味わいが集う祭り」となっている。
会場には、センターステージや桟敷席、スタンド席を備える約2000人収容の巨大なメインテント「ブルーテント」と、ウッディーなガーデンテイストエリアにガラス張りコンテナと中型テントを配置したカフェ風の「グリーンテント」を設ける。
ビールはドイツと東北の醸造所のさまざまなスタイルの約100種類を用意。主な醸造所は、ドイツ=「マイゼル&フレンズ」「ヴェルテンブルガー」「ヴァルシュタイナー」「ケーニッヒルードヴィッヒ」「パウラーナー」「アルピルスバッハー」「クロンバッハ」「ピンカスミューラー」「ホフブロイ」「ヴァイエンステファン」など、東北=「田沢湖ビール」「遠野麦酒ZUMONA」「いわて蔵ビール」「夢花まき麦酒醸造所」「松島ブリューイングカンパニー」「やくらいビール」。中心価格帯は500ミリリットルで1,000円~1,500円。ワインや日本酒を提供するブースも出店する。
フードはソーセージ、アイスバイン、シュニッツェル、プレッツェルなどのドイツ料理のほか、「マーボー焼きそば」「定義山三角油揚げ」「牛たん焼き」、カキ、ホヤなど東北の食材を使ったメニューも提供する。
「オクトーバーフェスと公式ブランドビールや通好みのIPA、ホワイトビールやフルーツビールなど、錦町公園の開放的な空間で好みのビールに出合えるのが最大の魅力」と仙台オクトーバーフェストプロジェクトの稗田順子さん。「ビール好きの方はもちろん、お酒が飲めない人、お子さま連れ、おひとりさまなど、それぞれがそれぞれに楽しめる空間を用意している。多くの方に楽しんでいただければ」と来場を呼び掛ける。期間中10万人の動員を目指す。
開催時間は16時~21時(土曜・日曜・祝日は11時~)。入場無料。1杯目購入時にグラス預かり金1,000円が必要(デポジット制)。今月23日まで。