仙台市内のスターバックスコーヒー4店舗で8月5日から、「DEBLI Project Artツアー」が開催されている。
同展は、スターバックス コーヒー ジャパン(東京都渋谷区)と国内外のクリエーターらが参加する「DEBLI Project」が共同で行うリサイクルアート展。同社が「DEBLI Project」のコンセプト「再利用=Re cycle(リサイクル)を越えた再創造=Re create(リクリエート)」に賛同してコラボレーションが実現した。「当社がさまざまな絵柄のタンブラー販売などを通して提案している『楽しみながらできる資源節約』という考えが共通した」と担当者は話す。
展示されている作品の元になっているのは、「愛・地球博(日本国際博覧会)」(2005年)に出品された西本剛巳さんの素焼きの動物で、同博開催終了後の移転先が決まらず行き場を失っていた。「DEBLI Project」が呼び掛け、196人のアーティストが400体の陶器の動物たちをアート作品として「リ・クリエート」した。
展示は7月1日の銀座マロニエ店を皮切りに、札幌、仙台、福岡、大阪、神戸の全国5都市で開催。仙台では仙台駅前店、仙台アエル店、仙台一番町店、仙台クリスロード店の4店舗に、箭内道彦さんや菊地敦己さん、辛酸なめ子さんなどの作品を約20点ずつ展示。展示作品は各店とも異なるため、「これを機会に、いつも利用する店とは別の店にも足を延ばしていただき、作品と一緒にその店の雰囲気も楽しんでほしい」と担当者。仙台での開催は8月28日まで。
開催店舗では限定で、作品のモチーフと同じ動物のシルエットがデザインされた「スターバックス DEBLIタンブラー」(350ミリリットル、1,500円)を販売。担当者は「中の台紙を取り出して動物に絵を描くなど、世界にひとつだけのタンブラー作りを楽しんでもらえれば」と話す。
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