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東北歴史博物館で「伊達綱村」展 文化財120点で見る仙台・塩釜への功績

第2章「綱村の親政」の展示。「木造 迦葉尊者立像」(手前右)、「木造 華光菩薩倚像」(手前左、以上大年寺像)

第2章「綱村の親政」の展示。「木造 迦葉尊者立像」(手前右)、「木造 華光菩薩倚像」(手前左、以上大年寺像)

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 仙台藩4代藩主・伊達綱村公の没後300年を記念した特別展「伊達綱村」が現在、東北歴史博物館(多賀城市、TEL 022-368-0106)で開催されている。

「黒漆紺糸素懸威 五枚胴具足 伊達綱村所用」

 父である3代藩主・伊達綱宗の隠居を受け、わずか2歳で仙台藩主となった綱村公。「伊達騒動」と呼ばれる危機を乗り越え、仙台藩を発展させた。神仏に対する信仰もあつく、「鹽竈(しおがま)神社」(塩釜市)や「大年寺」(仙台市太白区)など、現在も信仰・文化の拠点となっている多くの寺社を建立・造営。学問を奨励し藩史編さん事業を行うなど文教の興隆にも努めた。17世紀後半には、衰退していた塩釜を政策によって復興・発展させた。

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 同展では、政治・経済・文化の各方面にわたって大きな影響を与えた綱村公について、今に残る関係文化財などを通してその事業と功績を検証する。

 会場は「幼君亀千代-後見人政治と伊達騒動-」「綱村の親政」「綱村の信仰-寺社の造営-」「地域とのつながり-塩竈の復興と肯山講-」の4章で構成。「黒漆紺糸素懸威(すがけおどし)五枚胴具足 伊達綱村所用」「御笏(おんしゃく) 伊達綱村所用」「重文 太刀 銘 来国光」「重文 金梨地菊・竹に雀紋蒔絵(まきえ)糸巻太刀拵(ごしらえ)」(以上、鹽竈神社博物館蔵)、「伊達綱村像」(東園寺蔵)をはじめ、書・掛け軸・書状など約120点を展示する。

 担当者は「展示を通して、伊達綱村公という仙台藩や塩釜を盛り上げた人物について知っていただきたい。歴史に興味のある方はもちろん、若い世代の方々にも来場いただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館。観覧料は、一般=1,000円、シルバー=900円、小・中・高校生=300円。身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳のいずれか持参者とその介護者1人は無料。12月2日まで。

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