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車いすバスケ女子日本代表、角田市で強化合宿 アジアパラ競技大会を前に

角田市総合体育館で強化合宿を開始した車いすバスケットボール女子日本代表とスタッフ

角田市総合体育館で強化合宿を開始した車いすバスケットボール女子日本代表とスタッフ

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 10月のアジアパラ競技大会を前に車いすバスケットボール女子日本代表が9月17日、角田市総合体育館(宮城県角田市)で強化合宿をスタートした。

強化合宿初日、チームを代表してあいさつする藤井郁美選手

 ヘッドコーチは今年日本選手権10連覇の偉業を成し遂げた「宮城MAX」を昨年まで率いたほか、2012年のパラリンピックロンドン大会で男子日本代表ヘッドコーチ、2016年リオデジャネイロ大会ではチームリーダーを務めた岩佐義明さん。山元町で暮らしていた頃から地元で代表チームの強化合宿を行い、東日本大震災により角田市に移住してからは同体育館を会場にしている。

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 今年、世界選手権出場を逃した女子日本代表。2020年のパラリンピック東京大会へ向け、岩佐ヘッドコーチの下、新体制でまずはインドネシアで行われるアジアパラ競技大会に臨む。世界選手権ベスト4の強敵・中国が立ちはだかるが、「高さではかなわないので、トランジション(切り替え)の早いバスケで相手ディフェンスが整わないうちにシュートまで持っていくアーリーオフェンスを鍛えてきた。そのバスケを貫き通して挑みたい」と岩佐さん。「合宿では走りの確認とシュート精度のさらなる向上、5人全員で守るディフェンスを徹底したい」と話す。

 キャプテンの藤井郁美選手は宮城MAX所属で仙台在住。「地元の皆さんに応援していただき本当にありがたい。新体制になってからアジア大会で中国を倒して優勝することを目標にやってきたので、結果を出して恩返ししたい」と意気込む。

 練習は一般公開する。祝日だった初日、ミニバスのチームに所属する娘を連れて柴田町から訪れたという母親は「障がいをマイナスにせず前へ前へと頑張る姿を見て、同じバスケをしている子どもにとって得るものがあるのではないかと思った」と話す。小学6年の娘は「大きな声が出ていて、練習の内容もすごい。宮城で見ることができてうれしいし、これからも応援したい」と目を輝かせていた。

 「どうしても『障がい者スポーツ』として見られがちだが、一つの競技スポーツとしての魅力があり、選手たちも障がいの有無に関係なくアスリートとして一生懸命にプレーしている。先入観を捨てて見てもらえれば、何かを感じてもらえるはず」と岩佐ヘッドコーチ。藤井選手は「純粋にスポーツとして楽しめると思う。興味本位でも構わないので生で見に来てほしい」と呼び掛ける。

 応援・見学時間は9時~12時(フィジカル・チェアトレーニング)、14時~17時(チーム練習)。入場無料。上履き持参が望ましい。22日午前には宮城MAXとの強化試合を行う。

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