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東北歴史博物館で子ども向け「縄文」展 タイムスリップ気分で学ぶ太古の暮らし

青森県・三内丸山遺跡で出土した4500年前の土器も並ぶ

青森県・三内丸山遺跡で出土した4500年前の土器も並ぶ

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 東北歴史博物館(多賀城市、TEL 022-368-0106)で現在、特別展「タイムスリップ!縄文時代」が開催されている。

竪穴住居の紹介

 小学校の歴史の授業で最初に学ぶ縄文時代に焦点を当てた同展。発掘調査で見つかった考古資料の紹介を中心に、小学生高学年に合わせた文章パネルやイラスト、体験コーナー、復元模型などを展示する。

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 鷹野光行館長は「全国で毎日たくさんの遺跡が発掘調査され、その中には縄文時代の新しい発見もたくさんある。しかし、目の前にない縄文時代の暮らしを子どもたちに伝えるのはとても難しい」と話す。「体感して学べる分かりやすい内容を目指し、子どもたちの記憶に残る学びの場をつくりたい」と同展を企画した。

 小学6年生の男の子「けんた」と女の子「のぞみ」が博物館の博士と一緒に、タイムスリップした縄文時代について学んでいくというストーリーに合わせた展示となっている。会場内は以下の5つのエリアで構成する。

 昭和・江戸時代・古代・弥生時代の食器と調理具をタイムスリップするように並べる「プロローグ 縄文時代にタイムスリップ」、2400年~4000年前の縄文時代後期・晩期の考古資料やイラストで縄文時代の暮らしを紹介する「第1章 縄文時代のくらし」、4000年前より古い縄文時代中期・前期を縄文時代のおじいさんが説明する「第2章 おじいさんから聞く昔のくらし」、縄文人の出産・成長と老い・病気とけが・死と埋葬について考古資料を基に解説する「第3章 縄文時代を生きる」、縄文人が作った「いのり」と「まつり」の場と道具を展示する「第4章 いのり と まつり」。「発掘体験」などの体験コーナーも用意する。

 「電気もガスも水道もなく、鉄やプラスチックもない暮らしは、今よりもずっと自然に合わせたものだった。縄文時代の暮らしを紹介することで、現代生活を見つめ直すきっかけになれば」と鷹野館長。「大人の皆さまも縄文時代にタイムスリップして楽しめる内容になっている。家族でワイワイ談笑しながらご覧いただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~17時(発券は16時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。観覧料は、一般=600円、シルバー=500円、小・中・高校生=100円、未就学児無料。身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳のいずれか持参者と介護者1人は無料。9月24日まで。

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