宮城県内のそば店で現在、「宮城あったかカレーそば・うどんスタンプラリー」が開催されている。主催は「宮城そば・うどん普及委員会」。
仙台・宮城のそば普及とPRを目的に県内そば店の若手店主らが中心となり2014年秋に発足した同委員会が、そば店に足を運ぶきっかけとして企画した同イベント。3回目となる今回は仙台市のほか塩竈市、名取市、多賀城市、富谷市、川崎町の老舗から開店10年未満の店まで計30店が参加する。
参加店で対象の「カレーそば・うどん」メニューを注文すると、1杯につき台紙にスタンプを1つ押印。3個集めた人に先着で「そば茶」を進呈する(各店舗数量限定)ほか、抽選で旅行カタログギフト、食品のセットなどの景品も用意する。同じ店のスタンプも可、台紙の複数人での共有は不可。
対象となるカレーそば・うどんは各店さまざまで、通常提供しているメニューをはじめ、カキや油麩、仙台曲がりネギやセリなど宮城県産の食材を取り入れたイベント限定メニューを提供する店もある。「温かいものから冷たいもの、鶏肉や豚肉や牛すじ、天ぷらや野菜など、具材も店によってさまざま」と、同委員会委員長で「やぶ屋 本店」6代目の竹丸武志さん。「かけそばの上にカレーをのせる店や、そばつゆにカレー粉を溶いて片栗粉などでとろみを付ける店など、店ごとに個性があって面白い」とも。
仙台市中心部の主な参加店は、「蕎麦(そば)屋 嘉泉」(青葉区一番町1)、「いろは横丁 丸富そば」(一番町2)、「おそば さん竹」(一番町4)、「蕎麦処(どころ) 家福」(本町1)、「やぶ屋 本店」(大町2)、「やぶ家」(国分町2)、「末広庵(あん) 本店」(中央2)など。
「同業者みんなで協力して宮城のそばを盛り上げていきたい。若い世代や女性の方など、そば店に入ったことのないような方にも来ていただくきっかけになれば」と竹丸さん。「敷居は高くなく、こだわりのおそば屋さんばかり。すいている時間には、どこの食材を使っているのかなど店の方とのおしゃべりも楽しんでもらえれば」とも。
スタンプ台紙付き参加店ガイドは参加各店で配布する。3月11日まで。