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宮城県とIBEXが包括連携協定締結 地域活性化へ、「むすび丸ジェット」皮切りに

むすび丸(中央)とアイベックスエアラインズのキャビンアテンダント

むすび丸(中央)とアイベックスエアラインズのキャビンアテンダント

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 宮城県とアイベックスエアラインズ(東京都江東区)が1月25日、県の活性化と仙台空港の利用促進などを目的とした包括連携協定を締結した。

「むすび丸ジェット」に思いを膨らませるむすび丸

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 アイベックスエアラインズは2000年8月の仙台-関西線就航以来、仙台空港と地方都市を結ぶ航空路線を展開。現在、仙台から名古屋(中部)線、小松線、大阪(伊丹)線、広島線を1日2往復、福岡線を1日3往復、いずれもANAと共同運航し、3月25日からは札幌(新千歳)線1日1往復を再開し、福岡線を4往復に増便する。

 仙台空港を核とした交流人口の拡大などを通じて活力ある地域社会の形成と県民生活の向上を図ることを目的に今回、県として初めて航空会社との包括連携協定を締結。「仙台空港の利用促進」「観光の振興」「県産品などのPR」「教育支援」「災害時の支援物資および人員の輸送」「その他地域の活性化および県民のサービス向上」の6つに関する協定項目を基に取り組みを進めていくという。

 主な取り組み内容は、5月に就航を予定する「むすび丸ジェット」(運航路線は未定)をはじめ、期間限定の記念運賃の設定、観光情報誌の制作協力や機内搭載、機内サービスでの県産品の使用、災害時の輸送協力など。

 村井嘉浩県知事は「協定締結を契機にアイベックスエアラインズの充実した航空ネットワークを活用させていただきながら、仙台空港を拠点とする東北の交流人口拡大に共に取り組み、地域の活性化を図っていきたい」と話す。

 アイベックスエアラインズの浅井孝男社長は「私どもは小型のジェット旅客機を使い、地方都市を航空機でしっかり結んでいくことをコンセプトに、創立以来仙台空港をホームベースにしてきた。日本では少子高齢化、人口減少が進んでいる中で東京一極集中化も進み、地方の活性化が喫緊の課題であることは間違いない。リージョナルエアライン(地域航空会社)としての強みを生かし、航空という分野を通じて、県と共に地方創生、地域活性化に一生懸命取り組んでいきたい」と意気込む。

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