宮城県内の牛タン専門店39店舗で6月1日から、牛タンのために作られた日本酒「純米吟醸酒 是舌品(これぜっぴん)」の販売を開始した。
同商品をプロデュースしたのは、仙台でインターネット事業を手がけるマイティー千葉重(仙台市宮城野区榴岡3)。同社が宮城の蔵元情報サイト「地酒を親しむ会宮城」や牛タン専門店の情報サイト「仙台牛タウン」を展開する中で、地酒と牛タンとのコラボレーションにより宮城の食文化を全国にアピールできないかと考え、企画がスタート。同社の千葉大貴社長が「仙台牛たん振興会」の大川原潔会長らとともに、「牛タンに合う日本酒」の検討を進めてきた。
昨年11月頃から数社の蔵元を訪問し、宮城県加美町の「中勇酒造」へ製造を依頼。奥羽山脈の伏流水、宮城初の酒造好適米「蔵の華」、県内で開発された「宮城マイ酵母」を使用し、熟練した南部杜氏による低温長期発酵を行うなど、素材選びから製法まで宮城にこだわった。
幾度かの試飲を重ね、5月下旬からは振興会加盟39店舗で試飲アンケートを開始。好評を得て同日から販売の運びとなった。味の特徴は、「さらりとした中に心地よい香りがある、飲み口軽やかなお酒。肉のこってり感が洗い流され、のど越しもさわやか」(同社)だという。オープンプライスで、実勢価格は180ml=900円前後。
同社の千葉社長は、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに向けて全国からの誘客、観光施設への送客に役立てれば」と期待を寄せる。
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