カルビー(東京都千代田区)が9月18日、宮城県のブランド牛「仙台牛」の味を再現した「ポテトチップス 仙台牛の炙(あぶ)り焼き味」を限定発売する。
昨年9月、全国47都道府県の「地元ならではの味」を開発する「▼JPN(ラブジャパン)」プロジェクト(▼はハートマーク)を発足した同社。各都道府県の県庁・市役所や地元企業などの協力を得て商品を開発する取り組みで、「全国規模で社外と共創しながら商品を開発するのは初めて」という。
本年度は、地元に根付いた味をポテトチップスとして再現する「カルビーポテトチップス47都道府県の味」を3回に分けて順次販売。第1弾として今回、東北6県のほか北海道・富山・愛知・京都・大阪・山口・香川・長崎など計17道府県の味を発売する。
宮城の「ポテトチップス 仙台牛の炙り焼き味」は、仙台牛100%のビーフパウダーを使い、「香ばしい香りにたれのジューシーな味わい、仙台牛のうま味が広がる後引くおいしさ」が特徴という。開発では県の支援を受け、ワークショップや試食会を行い、味やパッケージを決定。同社マーケティング本部ポテトチップス部ベーシック課の大藤友季恵さんによると、仙台牛の味わいや炭火の香りの出し方にこだわり、数十回の試作を重ねて完成にこぎ着けたという。
価格はオープンで、120円前後を想定。東北・関東・甲信越エリア計16県のコンビニエンスストア(4週間限定)、スーパー(10月2日~、数量限定)、全国のカルビー直営店「カルビー+(プラス)」10店舗(数量限定)で取り扱う。