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「ミシュランガイド」宮城版に276店掲載 星付き12店、ビブグルマン37店

11日に行われた出版記念パーティー。二つ星、一つ星の評価を受けた12店の店主らが壇上に上がった。中央は「鮨 結委」店主の森野嘉之さん ©MICHELIN

11日に行われた出版記念パーティー。二つ星、一つ星の評価を受けた12店の店主らが壇上に上がった。中央は「鮨 結委」店主の森野嘉之さん ©MICHELIN

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 日本ミシュランタイヤ(東京都新宿区)が7月14日、宮城県内の厳選した飲食店・レストランと宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド宮城 2017 特別版」を刊行する。

ビブグルマン37店の顔触れ

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 ミシュランガイドは1900年、「車で旅をする楽しさを人々に伝え、人々が安全に遠くまで旅ができるようサポートしたい」という、創始者アンドレ・ミシュランとエドワール・ミシュラン兄弟の思いからフランスで誕生した。2007年にはアジア初となる「ミシュランガイド東京2008」、2009年には国内2番目となる「京都・大阪」版を発行。両誌は毎年更新し、2012年からは北海道版、広島版、福岡・佐賀版、横浜・川崎・湘南版、富山・石川(金沢)版などを特別版として刊行している。

 国内15エリア目、東北初のミシュランガイドとなる宮城版では、県内の飲食店・レストラン276店、宿泊施設75店を掲載。仙台・松島、県南、県北、三陸の4つのエリアに分けて紹介する。料理カテゴリーは、日本料理・すし・フランス料理など32種類。

 2015年秋ごろから、ミシュランの社員でありレストラン・ホテル業界の専門知識を持つ調査員が、県内の飲食店・レストランおよび宿泊施設を一般客として匿名で訪れ、ミシュランガイド独自の5つの評価基準で調査した。

 「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」と定義する二つ星には、すし店「鮨(すし) 結委(ゆい)」(仙台市)、「そのカテゴリーで特においしい料理」の一つ星には、日本料理「おかざき 春日町」「おかざき 西公園前」「旬の味 花板」「日本料理 e.」「萬(まん)み高橋」「りんたろう」、すし店「陸女(おかめ)鮨」「鮨 江なみ」、フランス料理「ナクレ」(以上、仙台市)、「千松しま」「手料理 きくち」(以上、塩竈市)が掲載された。「そのために旅行する価値がある卓越した料理」の三つ星の対象店舗はなかった。

 そのほか、「星は付かないがコストパフォーマンスの高い上質な料理を提供するお薦めの飲食店・レストラン(宮城県版では3,500円以下で食事ができる店)」と位置付ける「ビブグルマン」には37店、「調査員お薦めの店」として227店が掲載された。

 日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は「新しいミシュランガイドをきっかけに多くの方が宮城県を訪れ、掲載店で素晴らしい時間を過ごしていただくことが、宮城県の観光や経済の発展につながればうれしい」と話す。

 価格は2,916円。ウェブサイト「クラブミシュラン」で7月14日10時まで、掲載店舗を無料公開している。

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