仙台市が3月15日、仙台観光シティーループバス「るーぷる仙台」の新車両「伊達政宗公450年記念号」と「市電カラー」の運行を始める。
「るーぷる仙台」は、仙台駅前を起点に市内中心部の観光スポットを結ぶ巡回バスで、レトロ調の外観と内装が特徴。1999年5月に運行を始め、年間40万人以上が利用。2015年9月には累積利用者数500万人を達成した。現在、9時の始発から16時の最終まで、平日は20分間隔、土曜・日曜・祝日と8月は15分間隔で運行している。
「伊達政宗公450年記念号」は、今年が伊達政宗公誕生450年に当たることを記念した新車両。仙台藩の歴代藩主が所用した「山形文様陣羽織」をイメージした車体のカラーと、前面に施した伊達政宗公のかぶとの前立てが特徴。シートには赤色を採用した。
「市電カラー」は、1976(昭和51)年3月まで約50年間、市民の足として活躍した仙台市電が昨年開業90年を迎えたことを記念したもの。車両には「モハ100型」をモチーフにした緑・オレンジ・クリーム色、シートには緑色を採用する。
新車両の導入は昨年3月以来1年ぶり。仙台市文化観光局観光課担当者は「いままで以上に凝ったものにしたいと考えた。ナンバープレートも、伊達政宗公誕生450年と市電のモハ100型にちなんだナンバーになっている」と話し、利用を呼び掛ける。
両車両とも仕様は、ノンステップ、車いす用スロープ・アイドリングストップ装置付き中型で、50人乗り。