仙台市青葉区の晩翠通沿いに「Cafe patina(カフェ パティーナ)」(仙台市青葉区春日町、TEL 022-395-4028)がオープンして2カ月がたった。
大阪出身で元劇団四季ミュージカル女優の三塚真弥さんが、宮城出身の夫・大地さんと昨年12月23日、「音楽とカフェの融合」をコンセプトに開いた同店。店名の「パティーナ」は「経年変化」や「さび」を意味するラテン語。「どれだけ年月を経ても町になじんでいく、経年変化していけるお店を作りたいという思いから付けた」と真弥さん。店舗面積は約10坪、席数はテーブル・ソファ・カウンター合わせて21席。2階には音楽教室「ミュージカルボーカルレッスン パティーナ」を併設する。
メニューは、「合鴨(あいがも)の生ハム」(500円)、サワークリームとチリソースをかけた「ジャワイアンポテト」(600円)、甘辛く味付けした軟骨入りの鶏ひき肉と温玉をご飯にのせた「ガパオライス(サラダ・みそ汁付き)」、鶏肉を酢でさっぱり煮込んだ「とり肉すっぱくナイス丼(同)」(以上800円)、ラム酒を使った升入りのティラミス「パティーナティラミス」(500円)、3段重ねの特製フレンチトーストとコーヒーのセット「フレンチトーストとサイホンコーヒーセット」(1,200円)など。
ドリンクは、1杯ずつ入れてサイホンのまま提供する「サイホンコーヒー(ホット、アイス)」をはじめ、「ホットティー」「アイスティー」「自家製ジンジャーソーダ」「ラッシー」など約15種類。アルコールは、「生ビール(カールスバーグ)」「あふれるスパークリングワイン(赤、白、ロゼ)」「ハイボール(ジムビーム)」(以上500円)など約10種類を用意する。
金曜・土曜の夜にはライブを開催。1日2回(18時~・19時30分~、各回30分)、ミュージカルの楽曲を中心にJ-POPやクラシックなど、ピアノの生演奏と真弥さんの歌を披露する。「ミュージックチャージもかからないので、気軽に音楽を聞きにいらしていただければ」と真弥さん。
客単価は1,200円。40~50代の女性を中心に幅広い層が来店している。「仙台は『楽都仙台』といわれ音楽に触れる機会は多いが、ミュージカルはまだ敷居が高いイメージがあると思う。もっと身近に音楽を感じていただくきっかけになれば」と期待を込める。
営業時間は11時~21時。水曜定休。