仙台市八木山動物公園(太白区八木山本町1)のライオンが「デザイナー」を務めた「ZOO JEANS(ズージーンズ)」が8月1日、「ロフトネットストア」で発売される。
ズージーンズは、動物園の動物が付けた爪痕や傷痕を生かした「世界に一つだけの」ダメージジーンズ。八木山地域を盛り上げる活動の一環として同園とロフト(東京都千代田区)、東北学院大学(仙台市青葉区土樋1)が共同で製作した。
同園のライオン・カーチス(雄、19歳)とオニール(雌、16歳)が、デニム生地を引っかいたりかじったりする「作業」を4回にわたり実施。「桃太郎ジーンズ」などを手掛けるジーンズメーカー「ジャパンブルー」(岡山県倉敷市)の協力を得て、爪痕やかみ痕に合わせて裁断し縫製。見本1本を含め計10本の製品が完成した。
価格は9万8,000円(税別)で、サイズは32インチのみ。ロフトネットストア「秘密の屋根裏」内で1日10時から注文を受け付け、先着で9本を販売する。発送時期は8月下旬を予定。収益金は同園を通じて動物の環境保存活動に寄付する。
2日から、同園西門入り口で完成品の見本を1点展示する。ロフト担当者は「多くの皆さまにご覧いただき、『デザイナー』を務めたライオン2頭にも会いに来てもらえれば」と呼び掛ける。
展示は同31日までの予定。