仙台経済新聞の今年上半期PV（ページビュー）ランキングは、3月18日に開業した「エスパル仙台東館」の概要を伝えた記事が1位となった。

　ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10本は以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. エスパル仙台「東館」3月18日開業へ　東北初29店含む82店（1/28）
2. 八木山動物公園のライオンが「デザイン」するダメージジーンズ　ロフトが販売へ（6/27）
3. 仙台・泉中央駅前に新商業施設「セルバテラス」今秋開業へ　30店舗出店予定（2/23）
4. 仙台駅にチーズタルト専門店「ベイク」　東北初出店、焼きたてをテークアウトで（3/18）
5. JR仙台駅東西自由通路、3月18日供用開始　エキナカ店舗もオープンへ（2/1）

6. 仙台駅新幹線改札前にナポリタン＆ハンバーグ「ハチ」　地元食材使うメニューも（1/4）
7. エスパル仙台「東館」開業へ　東北初「東急ハンズ」など82店（3/16）
8. 仙台駅前に「仙台パルコ2」、7月1日開業へ　84ショップ、TOHOシネマズも（4/19）
9. 仙台・さくら野で「ふれあいねこ展」　世界の猫40種50匹一堂に（2/4）
10. 仙台・広瀬通駅近くに立ち飲みおでん店　笹かま、牛たんなどおでんダネに地元食材（2/2）

　1位のほか7位もエスパル仙台東館の記事で、5位は同日に供用を始めたJR仙台駅東西自由通路とエキナカ店舗、4位に仙台駅改札内のチーズタルト専門店「ベイク」、6位に新幹線改札前のナポリタン＆ハンバーグ店「ハチ」、さらに8位には7月1日に開業した「仙台パルコ2」が入り、ランキングの半数以上が仙台駅および周辺の再開発に伴う話題となった。

　仙台市と仙台商工会議所が6月28日に発表した「仙台市内中心部商店街の通行量調査結果」によると、「仙台駅・東西自由通路」の通行量が大幅に増加。調査日のうち5月29日の日曜は、休日過去最高の通行量を記録した2010年の6万4332人に匹敵する6万2687人となり、「約3年間の拡幅工事期間中に見られた減少傾向からV字回復を果たした」。駅前への関心が高まっている様子がPVランキングでも示された形だ。

　同調査結果では「今後、中心部での回遊性向上を図る取り組みが、街全体の活性化に向けて期待される」としており、仙台経済新聞でも注目されにくい街の小さな話題に目を向けていきたい。