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宮城農高、名取市の飲食店とコラボメニュー開発 地元食材と同校産のみそ・生乳使う

地元飲食店とのコラボメニューを開発した宮城県農業高校、農業経営者クラブのメンバー

地元飲食店とのコラボメニューを開発した宮城県農業高校、農業経営者クラブのメンバー

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 名取市のハンバーグレストラン「HACHI(ハチ)」名取本店(TEL 022-384-2508)とジェラートショップ「Natu-Lino(ナチュリノ)」(TEL 022-397-8235)が6月1日から、宮城県農業高校・農業経営者クラブとのコラボメニューの販売を始める。

もち豚100%ハンバーグ、宮農高の味噌焼き仕立て

 同校は昨年創立130周年を迎えた日本最古の農業高校。東日本大震災の大津波で壊滅的な被害を受け、現在は宮城県農業・園芸総合研究所、宮城県農業大学校内の仮設校舎で授業を行っている。

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 同クラブは「食を通じた地域の観光活性」をテーマに、地域資源を活用した商品開発を行っている。今回、名取市・名取市観光物産協会を仲介に、地元企業とコラボ。同クラブ商品開発部所属の9人がレシピのアイデアを出し、両店の担当者が試作・開発を行った。

 「ハチ」では「もち豚100%ハンバーグ、宮農高の味噌(みそ)焼き仕立て」(1,300円)を提供。「宮農みそ」を使った3種類のみそソース(甘ソース、ヤマイモソース、ピリ辛ソース)が特徴で、ハンバーグにはショウガを練り込む。トッピングに新タマネギのフライ、付け合わせにナス・パプリカ・オクラ・ミョウガタケの素揚げとダイコンの煮物を添える。

 「宮農で生産しているみそは以前に比べて生産量が減り、学校では販売しているが商品化は行っていない。一般の方にたくさん食べてほしいという思いから今回、みそをふんだんに使ったハンバーグを考案した」と食品化学科3年の小笠原舞さん。「地元の食材、宮農のみそで地元の活性化につなげていきたい」と意気込む。

 「ナチュリノ」では、同校の「牛部」が育てた牛の生乳を使う「宮農高フレッシュミルクのジェラート」(シングル=380円)を販売する。食品化学科3年の御崎真由さんは「牛部の思いは、(震災の津波で生き残った)「奇跡の牛」やその子孫の牛乳を使って商品を出すことだが、牛乳を処理する機械が津波で流されたため、製造許可が下りなかった。そこで今回、製造許可を持つナチュリノさんと連携させていただいた」と経緯を説明。同店の安藤圭店長は「フレッシュでミルクそのものを楽しめるこのジェラートを通して、宮農の生徒さんや強い思いを伝えられれば」と力を込める。

 同クラブ担当教諭の山根正博さんは「地元に何かが残るような商品を生徒たちに作ってもらいたいと考え、取り組んできた」と振り返る。「地元にはどのような物があるのかということを、商品開発の中で生徒たちに学んでほしいと願っている。そういう勉強を通して地元に愛着をもってもらえれば」と期待を寄せる。

 各店の営業時間は、ハチ名取本店=11時30分~22時、ナチュリノ=10時~18時(木曜定休)。コラボメニューの販売は6月末までの予定。

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