JR仙台駅1階に4月21日、「仙台驛(えき) 日本酒バル ぷらっと」(TEL 022-393-5032)がオープンした。
松島町で酒販店を営む「むとう屋」初の飲食業態となる同店。店舗面積は6.2坪、席数はカウンター席・テーブル席合わせて39席。
宮城県酒造協同組合に加盟する全25蔵の銘柄を提供するのが特長で、「本当の日本酒のおいしさを伝えたい。日本酒の裾野を広げたい」と店長の佐々木栄太さん。フードは「生産者の顔が見えるメニュー」をコンセプトに、県内産食材を使った料理を提供する。「宮城の第1次産業の活性化や、生産者とお客さまのつながりをつくる役に立てれば」と期待を寄せる。
ディナータイム(17時~)には「阿部勘」「勝山」「乾坤一」「萩の鶴」「伯楽星」「日高見」「宮寒梅」「綿屋」など、25蔵の純米酒(特別純米酒含む)を「今月の酒」として提供。「いろいろな銘柄を楽しんでほしい」と、価格は50ミリリットル=240円、100ミリリットル=470円、150ミリリットル=700円の均一に設定した。そのほか、純米大吟醸・大吟醸も6種類用意。日本酒カクテルや生ビール、ハイボール、果実酒など、その他のアルコールメニューも用意する。
フードは、スモークしたサバといぶりがっこを混ぜ込んだ「温玉のせポテサラ」(500円)、「甘海老の唐揚げ こぼれ盛り」(600円)、「仙台中央市場直送 お刺身 盛り合わせ」(1人前650円)、「三陸魚貝のアヒージョ(バケット付き)」「いろいろ野菜のバーニャカウダ」(以上700円)、「アカモクの磯辺揚げ」(900円)など。「日本酒は和食をはじめ、洋食にも中華にも合うお酒。マリアージュを楽しんでもらえたら」と佐々木さん。
お薦めメニューは、「飲み比べおつまみセット」(40ミリリットル×3種、1,200円)。25蔵の銘柄から好みの3種類の酒が選べ、旬の食材を使った料理や珍味などの小鉢3品が付く。
「飲み比べセットチャレンジカード」も用意し、飲み比べセットか日本酒ショットをオーダーすると1銘柄につきスタンプが1つ押される。全銘柄コンプリートすると純米大吟醸1杯(180ミリリットル)がサービスされる。
客単価は2,500円~2,900円。メインターゲットは地元で働く30~40代で、特に女性を意識している。佐々木さんは「お一人さまも歓迎。仕事帰りや電車の待ち時間、待ち合わせの前など、ぷらっと利用してもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は10時30分~22時30分。