せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町、TEL 022-713-3171)5階ギャラリーaで現在、「ハタチのTIC。~東北イラストレーターズクラブ創立20周年記念展~」が開かれている。主催は東北イラストレーターズクラブ(略称=TIC)。
東北を拠点に活動するプロイラストレーターの地位向上と親睦を目的として1995年に発足した同クラブ。定期的なクラブ展開催と作品ファイル発行のほか、オフィシャルサイトでの作品発表などを行う。東日本大震災後には復興応援プロジェクト「だいすきとうほく」を立ち上げ、支援活動も行ってきた。現在の会員数は29人。
昨年発足20周年迎えたことから「成人式」と題した今回のクラブ展には27人が参加する。「これまでの感謝と今後の発展を祈念し、TICの『成人式』と位置付けた。われわれの20年の歩みと現在、これからの未来を、作品を通して感じていただければ」(同クラブ担当者)。
20年目の「原点回帰」として、各作家による「東北」をテーマにした作品を展示。参加作家がコラボレーションして手掛けた幅4.2メートル・高さ1メートルの大作「東北大行進」も展示する。名所や名物、民芸品や伝統行事、武将や各県ゆかりの人物など、東北6県にまつわるさまざまなものが描かれている。「作家それぞれ作風やタッチが違うのでどんな作品になるのかと思っていたが、すごく面白いものになった」と同担当者。
同クラブ創立当初から現在までに発行した印刷物や展示会のアルバムなどを展示する「TIC思い出館」、同クラブの歴史と会員のプロフィールや作品、OG・OBの紹介やお祝いメッセージを展示する「TICヒストリー」、2011年に開催された「だいすきとうほくポスター展」の作品も併せて展示する。
開催時間は10時~21時(最終日は17時まで)。3月30日まで。