仙台市青葉区にカプセルホテル「ナインアワーズ仙台」(仙台市青葉区国分町2、TEL 022-714-1530)がオープンして2カ月がたった。
同ホテルは2009年に京都で開業し、清潔感や利便性、寝具やアメニティーの品質へのこだわり、快適性の追究など、従来のカプセルホテルのイメージとは異なる宿泊施設として話題を集めてきた。2014年7月には成田国際空港ターミナル内に成田店をオープン。利用客の80%以上は20~40代で、店舗や季節により異なるものの約50%が欧州・米国・豪州からの客という。
ホテルでの滞在を「1h(汗を洗い流す)+7h(眠る)+1h(身支度)=9h」の時間と想定し、その概念を基に「都市生活にジャストフィットする宿泊の機能」と「新しい滞在価値」を提供。クリエーティブディレクション・プロダクトデザインは柴田文江さん、サイン&グラフィックデザインは廣村正彰さん、インテリアデザインは中村隆秋さんが手掛ける。
東北エリア初となる仙台店は昨年11月にオープン。経営はフージャースコーポレーション(東京都千代田区)、運営はナインアワーズ(港区)が行う。店舗面積は約270坪、カプセルユニット140室(男性用72室、女性用68室)、シャワー14室(同8室、同6室)を用意する。
ナインアワーズ広報担当者は「短時間でコンパクトな滞在にちょうど良いサービスを提供し、機能を絞り込んで品質を研ぎ澄ませることを通じて『本当の豊かさ』を提案したい。睡眠やシャワーは今後も最新の技術を通じて機能を高度化していくので、ぜひ体験いただければ」と呼び掛ける。
通常料金は、宿泊=3,000円~(チェックイン12時、チェックアウト翌10時)、仮眠=1,000円~(12時~21時)、シャワー利用=500円(24時間、1時間以内)。