宮城県が1月12日、宿泊代金割引クーポン「どど~んと新春お年玉!! 観光王国みやぎ旅行割引」の販売を始めた。
消費効果の高い域外の観光客誘致による地域経済の活性化、および東日本大震災の影響で落ち込んだ観光客の回復を目的に、昨年6月に販売を始めた同クーポン。
購入者は県内の旅行商品や宿泊施設料金の割引が受けられるもので、これまで3期に分けて販売してきた。これまでの販売で予約キャンセルなどが生じ割引財源に余裕があることから、第4期の販売が決まった。
今回は、県内の宿泊施設(仙台市内の対象は秋湯温泉エリア・作並温泉エリア)予約に利用できる「宿泊代金割引クーポン」、3,000円相当の県産品土産付き宿泊プラン予約に使える「お土産付き割引クーポン」、蔵王町・川崎町の宿泊予約に使える「蔵王エリア限定割引クーポン」の3タイプを用意する。対象宿泊期間は、1月16日チェックイン~2月29日チェックアウト。
県観光課観光企画班担当者は「昨年の火口周辺警報の影響で、現在もまだ観光客が若干落ち込んでいる状況があるため、観光客回復のために蔵王エリアでの限定のクーポンを設定した」と話す。
これまでとは異なり旅行会社での対面販売はせず、旅行予約サイトのみで取り扱う。「楽天トラベル」「るるぶトラベル」「Yahoo!トラベル」のいずれかで割引クーポンを取得し、宿泊予約の際に割引クーポンを使用すると割引価格で予約ができる。割引率は最大で5割(1人1泊1万円まで、最大1人2泊まで)。宿泊数はおおむね2万7000泊を予定する。
村井嘉浩県知事は「宮城県から県民の皆さまへのお年玉なので、ぜひ旅行に行っていただきたい。対象となる冬の時期は、樹氷や渡り鳥の越冬地の伊豆沼・内沼などのほか、冬の味覚の代表・カキなどさまざまな観光が楽しめる。この機会を利用して県民の皆さまに宮城県内を旅行していただきたい」と呼び掛ける。
販売期間は2月28日まで(売り切れ次第販売終了)。