「仙台うみの杜(もり)水族館」(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)の入館者が11月16日、100万人を突破した。
今年7月1日にオープンし、来年3月までの9カ月間で100万人達成を年度目標に掲げていた同館。予定より早い4カ月半(営業日数139日目)での達成となった。100万人のうち年間パスポート利用者は延べ約26万人に上り、リピーター獲得も早期達成につながった。
同館の藤森純一館長は「多くの方が水族館に期待し、足を運んでくださったということをあらためて実感できた。復興を象徴する水族館として、この地に立つ意義を多くのお客さまに支持いただいた結果では。お越しいただいた多くのお客さまに感謝している」と話す。
奥山恵美子仙台市長は「津波の大きな被害を受けたところで、復興特区も活用する形で開館した当館が目標を上回るペースで100万人という大きな数字を達成したのは大変うれしい」と話し、関係者の努力をねぎらった。「来年、再来年に続けていくことが次の目標になる。われわれも周辺の環境整備も含め一緒に進んでいければ」とも。
施設内に大小合わせて約100基の展示水槽を用意し、約300種5万点の生き物を展示する同館。今月4日には新プログラムとして、バンドウイルカに間近で触れて記念撮影できる「イルカタッチ&フォト」(1日2回、料金は1,000円)、アクリル越しのペンギンに食事をあげる「ペンギンフィーディングタイム」(同、300円)も始めた。
冬季の開館時間は9時~17時30分(12月23日~31日、2016年1月2日・3日は18時閉館、最終入館は閉館30分前まで)。入場料は、大人=2,100円、高校生・中学生=1,600円、小学生=1,100円、幼児(4歳以上)=600円、シニア(65歳以上)=1,600円。