仙台市交通局は11月15日、特別デザインのICカード乗車券「icsca(イクスカ)」を発売した。
昨年12月、地下鉄南北線に導入された非接触型ICカード「イクスカ」。12月6日には仙台市地下鉄東西線と路線バスでもサービスを開始し、2016年春には仙台suicaエリアでの利用も可能となる。現在、約13万枚を発行し、平日は南北線改札で客の4割に利用されている。
今回発売したのは、東西線の車両正面をデザインした「地下鉄東西線開業icsca」と、バスとスズメのキャラクターをあしらった「icscaバスキャラクターカード」の2バージョン。特別デザインのイクスカは、昨年12月1日に5000枚限定で販売した「サービス開始記念キャラクターカード」に続き2回目となる。価格は2,000円(デポジット500円、運賃1,500円分)。販売枚数は各1万枚限定。
発売当日は、地下鉄仙台駅・泉中央駅・長町南駅に特設売り場を開設。仙台駅ではまだ使用されていない東西線東改札の連絡通路を開放して売り場を設けた。「長い時間並んでお待ちいただくことも考えて、少しでも東西線の雰囲気を楽しんでいただければ考えた」と同局総務部経営企画課担当者。販売開始の8時前には約600人が列を作り、真新しい通路や改札内の雰囲気を写真に収める姿も見られた。
同局では、イクスカの利便性向上を目的に、カードへの入金やポイントチャージができるチャージ機を「みやぎ生協」(16店舗)、「ヤマザワ」(2店舗)、「イオン」(2店舗)の計20店舗に設置する。サービスは18日から順次開始。
21日~12月5日には、5万枚限定で「東西線開業記念 地下鉄一日乗車券」も販売。12月6日・12日・13日のいずれか1日のみ、地下鉄南北線および東西線の両路線が利用できる。価格は500円で、1人1回の購入につき5枚まで。販売場所は、21日~23日=地下鉄仙台駅内の特設売り場で販売(8時~)、24日以降=各駅乗車券販売所。