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宮城・白石温麺「幸村の願い」人気に 真田幸村と片倉小十郎のストーリーを絵巻に

真田幸村、片倉小十郎、阿梅姫のイラストを巻紙にあしらった「幸村の願い」

真田幸村、片倉小十郎、阿梅姫のイラストを巻紙にあしらった「幸村の願い」

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 「きちみ製麺」(白石市)の販売している「幸村の願い」が現在、歴史ファンの女性を中心に人気を集めている。

白とピンクのコントラストを楽しめる調理例

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 白石温麺(うーめん)の製造・販売を手掛ける同社は1897(明治30)年創業の老舗。吉見光宣社長の先祖が白石城主・片倉小十郎の家臣を代々務めていた関わりから、片倉家の旗印「黒つりがね」を同家の許可を得て商標デザインとして使っている。

 2016年度のNHK大河ドラマ「真田丸」の放送開始に先駆け企画したという「幸村の願い」。商品開発担当の木村敦さんは「当商品を通じて真田幸村と片倉小十郎のストーリーや白石との関係を、宮城をはじめ全国の方に知っていただくきっかけになれば」と話す。

 「今から約400年前、大阪夏の陣で激戦を繰り広げた片倉小十郎重長と真田幸村。大阪城落城前夜、自らの死を覚悟した幸村は敵将重長公を知勇兼備の将と見込み、子女阿梅(おうめ)らの後事を託した」というストーリーを絵巻風のデザインに込めた。

 商品は、巻紙に真田幸村と片倉小十郎公のイラストを描いた白石温麺と、阿梅姫のイラストをあしらった梅パウダー入り温麺の3束セット(1束100グラム)。7月下旬の販売開始後、歴史ファンの女性のほか、白石を訪れた観光客に土産品として人気という。「冷やしでも温めてもおいしく召し上がっていただける」と木村さん。

 価格は476円。3000袋の限定販売商品。白石市内の「小十郎の郷」「弥治郎こけし村」「白石城ミュージアムショップ」、同社ネットショップのほか、10月3日に白石城で行われる「鬼小十郎まつり」でも販売する。

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