総合求人情報サイトを運営するディップ(東京都港区)が無料ダウンロード配布している「聖地白書」に、宮城の「聖地」47スポットが掲載された。
「家にいながらアニメの舞台(聖地)を探訪できる世界初のウェブサービス」として、2014年3月からウェブサイト「聖地巡礼マップ」を展開する同社。サイト内の情報はユーザーからの投稿によるもので、同社で確認作業も行っているという。
今年3月に千葉県の「幕張メッセ」で開催された「コミケットスペシャル6」の企業ブースへ出展し、同サイトの中で最もアクセス数が多いという特集「都道府県別アニメ聖地数ランキング」を冊子化した「聖地白書」を無料配布したところ、用意していた200部が開始45分でなくなり、急きょ増刷し両日で計1600部を配布。その反響を受けて同社では、5月8日から同サイト上で「聖地白書」データを無料で公開した。
同書はサイト内にある全4500カ所のアニメ聖地情報から作品名・スポット名・住所を抽出し、都道府県別にまとめたもの。それぞれの作品数・スポット数を集計し、ランキング結果も割り出している。宮城県は、「Wake Up Girls!」「戦国BASARA」「かんなぎ」「美味しんぼ」「SLAM DUNK」などの聖地が掲載され、スポット数=47(20位)、作品数=17(12位)。
ダウンロード開始から1カ月がたち、多くの反響が寄せられているという。「自分の県はこのアニメの聖地になっていたんだと知ってもらったり、ほかの県の聖地を知ってもらったり、実施に足を運ぶきっかけにもつながれば」と同社担当者。「仙台・宮城の方にも地元の聖地情報を登録していただければ」と呼び掛ける。