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東日本大震災で流出した思い出の品々を公開-写真など16万点

仙台の沿岸部でがれきの中から拾い集められた思い出の品々が並ぶ

仙台の沿岸部でがれきの中から拾い集められた思い出の品々が並ぶ

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 宮城野区中央市民センター(仙台市宮城野区五輪2、宮城野区文化センター内)第1会議室で現在、東日本大震災の津波で流出した写真や思い出の品々を公開する返却会が開かれている。

16万点のパソコンで写真を閲覧できる

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 NPO法人「おもいでかえる」(愛知県蟹江町)と仙台市が主催する同会。宮城野区と若林区の沿岸部でがれきの中から拾い集められた写真や思い出の品を洗浄・保管・公開し、持ち主の元へ返却することを目的に行われる。2012年の3月に初開催され、今回で5回目。

 家族旅行や結婚式、子どもの成長記録、ペットや風景などを収めた写真約16万点をはじめ、プリクラ、卒業証書、位牌(いはい)、遺影、額縁、賞状、トロフィー、ランドセル、郵便物などを公開。これまでの返却会では実物を展示していたが、今回は主にスキャンしたものをパソコンや冊子で閲覧する形を採用した。一部、実物の展示公開も行う。

 これまで同団体に届けられた写真などは約27万点で、11万点を本人や家族、知人の元へ返却してきた。開催のたびに来場する被災者も少なくないという。「一度探された方も、まだお越しでない方も、諦めずに足を運んでもらえれば」と同団体担当者。

 開催時間は10時~17時。3月1日まで。3月4日~8日は若林区文化センター(仙台市青葉区南小泉1)のアートギャラリー「わかぶん」に会場を移して行う。

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