宮城県庁に12月24日、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」をかたどった「むすび丸像」がお目見えした。
今年9月に開催された「仙台トヨペット モーターショー」で仙台トヨペット(仙台市宮城野区苦竹2)が東日本大震災復興支援特別企画として、「むすび丸像」の公開制作を実施。その後、像が完成したことから今回、観光復興に役立ててほしいと県に寄贈した。
寄贈されたのは、「甲冑(かっちゅう)バージョン」と「祭バージョン」の2体。愛知県名古屋市の彫刻家・亀谷政代司さんが手掛けた。高さは「ほぼ等身大」となる約170センチで、重さは70~80キロ。鉄筋の枠組みに粘土で形を作り、強化樹脂でコーティングして色付けを行い、約3カ月かけて完成した。
像を見たむすび丸は「とっても大きくてびっくり。ボク自身が小顔に見えるくらい顔が大きいです!」と驚いた様子。「ボクがいない時でも、この像がお出迎えしてくれると思うと、ますますお仕事頑張っちゃえますね」とやる気をみなぎらせていた。
2体の像は、甲冑バージョン=県庁1階ロビー、祭バージョン=三陸道上り線の春日パーキングエリア(むすび丸パーキング)に設置。「このむすび丸像の前でおむすびを食べた恋人たちは、永遠に結ばれるっていうご利益をいま考えたので、みんな会いに来てね!」とむすび丸。「来年は、観光に来られるお客さまと宮城の人を結ぶお仕事をしていきたいです」と来年の抱負を語った。