仙台市動物管理センター(愛称=アニパル仙台、仙台市宮城野区扇町6、TEL 022-258-1626)が12月14日、猫の譲渡会「しっぽゆらゆら譲渡会」を開く。
主に仙台市内で保護、または引き取られた猫や犬を収容する同施設。昨年度は1441匹の猫を収容し、譲渡したのは426匹(返還15匹含む)。残り781匹はやむなく殺処分しているという。
同施設では「『人と動物が共に健康に生きていけるまち』の動物愛護の拠点」を目指し、譲渡会を定期的に実施。より身近に感じてもらおうと、今年9月から同名称で行っている。仙台市のホームページ内「譲渡猫情報」で、猫の写真と種類・性別・体格・毛色・収容理由などのデータを公開。現在譲渡できるのは、成猫7匹・子猫5匹(12月10日現在)。
11月15日に実施した前回は、25組52人が参加し、子猫14頭・成猫1頭が新しい家族に迎えられた。「成猫は懐きにくいというイメージを持っている人が多いが、ここにいる猫はみんな人が好きで、ケージの前に人がいると寄って来る子ばかり。お年寄りの方や仕事などで留守をしがちな家族構成の方に、体調管理や留守番ができる大人の猫を薦めている。子猫に比べ性格も体調も安定している成猫たちを、ぜひ家族の一員に迎えていただければ」と呼び掛ける。
引き取り希望者はキャリーバッグ・印鑑などを持参し、チェックリストに必要事項を記入。同施設職員の総合的な判断で譲渡が決まる。
開催時間は10時~14時。同日は犬の譲渡会「しっぽぶんぶん譲渡会」も開催。9頭の成犬が新しい家族を待つ。