仙台国税局(仙台市青葉区本町3)が現在、東北地方の酒類製造場を紹介する「酒蔵マップ」を同局サイト上で公開している。
国税庁が推進する「酒類業の健全な発達」の一環として、日本政府の対外文化政策「クールジャパン」の推進関係機関で実施する「酒蔵ツーリズム」などの施策支援と、報道機関や地方公共団体などへの資料とすることを目的に作成した。
マップは「清酒」と「ワイン・ビール・ウイスキーなど」の2種類を用意。2014年4月1日現在、同局管内で課税移出のある酒類製造場(試験製造場を除く)と酒類瓶詰め工場(酒類蔵置き場)を掲載し、税務署管轄区域を表示した東北6県の地図におおよその各酒蔵所在地を示した。
清酒マップでは251カ所の酒蔵の代表銘柄と鑑評会の成績を表にまとめたほか、吟醸酒・大吟醸酒・純米酒などの製法品質表示基準、「ぬる燗(かん)」「上燗」「花冷え」など、燗と冷やの表現や温度も紹介。ワイン・ビール・ウイスキーなどのマップでは104カ所の代表銘柄と、製造している酒の種類を記している。
同局国税広報広聴室では「東北には素晴らしいお酒がたくさんある。この酒蔵マップを参考に、東北のお酒の素晴らしさを多くの方に知っていただければ」と利用を呼び掛ける。
マップはサイトからダウンロードできる(PDF形式)。6月中旬には英語版の掲載も予定している。