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仙台で楽天イーグルス優勝パレード、21万人が「ありがとう」

沿道のファンからの「ありがとう」の声に応える星野仙一監督

沿道のファンからの「ありがとう」の声に応える星野仙一監督

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 仙台市青葉区の東二番丁通で11月24日、東北楽天ゴールデンイーグルスによる優勝パレードが行われ、杜(もり)の都に大歓声がこだました。

テープカットのリボンを振って笑顔を見せる田中投手

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 宮城県、仙台市、仙台商工会議所などで構成される「楽天イーグルス優勝パレード実行委員会」が企画した同パレード。「初優勝の喜びを皆で分かち合うとともに、被災地に勇気と感動を与えてくれたチームへの感謝を伝えたい」との思いから実施された。

 コースは仙台商工会議所前~五ツ橋交差点までの全長約1.5キロメートル。当日は9時30分から交通規制を行い、片側車線を観覧スペースとして開放。パレード開始の11時を前に、沿道は選手たちの晴れ舞台を一目見ようと集まった市民やファン21万4000人であふれかえった。

 星野仙一監督がテープカットで話した「日本一晴れ」の青空の下、パレードがスタート。同球団1軍・2軍の監督・コーチ・選手・関係者らはオープンカー5台と同球団カラーのクリムゾンレッドに彩られたオープンバス5台に分乗。約30分かけてゆっくりと通りを進み、大観衆からの声援に応え、笑顔で手を振った。

 パレードを終え、「『おめでとう』より『ありがとう』と言われた時の方が、グッと込み上げてくるものがあった。本当に優勝したんだなという実感が、今日はまた違う味がしたね」と星野監督。「全員の選手があんなに大勢から賛辞を送ってもらって、どういう気持ちになったか聞いて見たいし、また次もこういう経験をしたいという思いになってほしい。来年も(市民やファンに)パレードを見せてあげたい」と語った。

 日本一の立役者となった田中将大投手は「本当にたくさんの方々がこのパレードを見に集まってくださって、そのうれしさと優勝した喜びをみんなと分かち合うことができて、また、こういう形で報告することができてよかった」と話し、「今後ずっと自分の思い出に残っていくんだろうなと思った」と実感していた。

 パレード終了後は本拠地「日本製紙クリネックススタジアム宮城」室内練習場で仙台市主催の「賛辞の盾」表彰式を実施。星野監督と田中投手と、同球団を代表して松井稼頭央選手に盾と花束が贈られた。

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