仙台駅ビル「エスパル仙台店」(仙台市青葉区中央1、TEL 022-267-2111)の食品館「エスパルキッチン」が10月19日、リニューアルオープンした。
同ビルを運営する「仙台ターミナルビル」では、2000年のオープン以来初となる大型リニューアルのコンセプトを「Quality、Convenience&Live(クオリティー、コンビニエンス&ライブ)」とし、「駅立地としての利便性に加え、上質で鮮度の高い商品にこだわった店舗により構成された、『シズル感』のある快適な空間」を目指した。
改装面積は売場面積約1,290平方メートルを中心とした2,451平方メートル。エントランスゾーンのデザインを一新し、レイアウトや照明効果によって見通しと空間の広がりを確保。「仙台駅東西地下自由通路からの入店通路を増やし、エスパルキッチン全体を回遊しやすくなっている」(同社)という。
改装後の店舗数は24店舗。明治創業の老舗料亭の味を受け継ぐ弁当と総菜の店「日本ばし大増」、アメリカの食堂を現代風にアレンジし、ボリュームのあるメニューと酒を用意したレストラン「アメリカンダイナー バーアンドグリル」、種類豊富な日本酒に合わせて本格的なそばを提供する居酒屋「蕎麦と酒 いろり庵」の3店は東北初出店。「モチクリーム」「36スティックス」「アール・エフ・ワン」「おにぎり てまり」「ちよだ鮨」「富貴包子楼」「カルディコーヒーファーム」「ニュー・クイック」「魚の北辰」の9店舗が新規出店となった。
改装後の営業時間は10時~21時(一部店舗除く)で、閉店時間を改装前より30分延長。営業時間の延長と新規出店の効果を合わせ、同社では17~20%の売上増を見込む。利用客の反応について同社の担当者は「営業時間の延長によって遅い時間帯のニーズにも対応できるようになり、メーンターゲットに想定していたOL層だけでなく、幅広い年齢層の方に喜んでいただいている。今後、お客さまの多様なニーズにもきめ細やかに対応していきたい」と話す。