せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で、「DOTMOV FESTIVAL SENDAI 2007」が開催されている。
同イベントは、「未知なる才能を持ったクリエーター発掘と作品紹介の機会の創出」を目的としたデジタルフィルムフェスティバル。アートやデザイン、ファッション、音楽などのクリエーティブカルチャー情報を提供するオンラインマガジン「SHIFT」が世界中から作品を募集し、ゲストクリエーターによって選出された26作品を札幌、仙台、目黒、大阪の4会場で上映。今年は世界34カ国から297作品が寄せられた。
仙台ではメディアテーク7階のスタジオaでモニター上映を実施。同フロアにある映像音響ライブラリーでの館内視聴も可能とした。4日には関連企画として、宮城県在住のミュージシャン/エンジニアの瀬川雄太さんによるライブパフォーマンスを開催。パフォーマンスは、同会場1階のオープンスクエアにそれぞれ独立した音を発する複数のスピーカーを配置し、その空間の中を歩きながら参加者が自らの耳で音をリミックスするもの。約70人の参加者は会場内の大スクリーンに映し出される映像作品を見ながら、電子音のシーケンスやエレキギターのフィードバック、ノイズなどが入り乱れる空間での音体験を楽しんだ。
メディアテークの小川直人さんは「今日の映像表現は、デジタルテクノロジーによって、見たこともない新しい自由な表現ができるようになったと同時に、それゆえクリエーター一人一人のセンスが問われるようになった。その未知なる才能をぜひ体験してほしい」と話す。
モニター上映時間は9時30分~21時30分。入場無料。11月14日まで。