「東北イラストレーターズクラブ」は10月16日より、東京・南青山のギャラリー「SPACEKIDS」(港区南青山2)で「東北イラストレーターズクラブ展2007 in tokyo」を開催している。
同クラブは1995年、仙台を中心に東北で活動するプロイラストレーターの地位向上と親睦を目的に発足。現在30人が所属し、展覧会や勉強会、作品ファイル制作などの活動を行っている。クラブ展は「クラブの存在と各イラストレーターの作風を業界関係者や一般の方に広く知ってもらうため」にほぼ毎年開催し、地元イベントとのコラボレーションなども展開してきた。
12回目となる今回のクラブ展は初の東京開催ということもあり、テーマを設けずに27人のメンバーの「一番自分らしい」作品を展示。「小さい空間の中でもゆったり作品を鑑賞していただけるように」(事務局)各作家の展示サイズはA2に限定した。
事務局の房州久美さんは「紙や布などの素材にこだわったイラストやコンピューターグラフィックス、粘土での立体、銅版画作品などバラエティーに富んだ内容。まったく個性の違う28の作品が並び、見応えのあるものになった」と話している。
同クラブでは2008年に開催される「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」と連動した活動も計画。房州さんは「クリエーターならではの視点によるオリジナル商品の企画開発や、動物園や文学館、天文台など地域の文化施設と連携したイベントも行っていければ」と意気込みを見せる。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。21日まで。